Inazuma11

□はつこい。
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「好きだ・・・円堂。付き合ってくれ。」




夕日が沈みかけた部活帰り。
鉄塔広場で特訓していた円堂に、俺は告白した。

すると円堂は、魚みたいに口をぱくぱくさせて、夕日くらい真っ赤になった。


「ぁ、う・・・ぇ/////」

大きな瞳をさらに開きながら、それでも目を逸らさずに俺を見てくる。


「円堂は?・・・俺の事、嫌いか?」


そう尋ねれば、首をブンブンと左右に振り、にへっと可愛らしく笑う。
そして・・・



「俺、豪炎寺のこと、大好きだよ?」


言い終わると同時に照れ臭そうにボールで顔を隠そうとする。
そんな円堂の腕をひきよせる。

わわっ、と慌てる円堂の手からボールが落ちる。

そして円堂を自分の腕の中に閉じ込めた。


「ご、ごうえんじ?////」

「・・・ダメか?」


「ぅ・・・ダメ、じゃ・・・ない////けど・・・」


「?けど・・・?」


「・・・なんか、ね。心臓が、うるさいから////なんか、なんか・・・キューって、なるんだ。・・・お、おかしいよな?////」


そう言って上目遣いで見上げてくる。


「・・・っ////
おかしくなんてないさ。俺も同じだ。」


ほら、と言って円堂の手を俺の胸に当てる。
円堂はほんとだ。と言ってまた真っ赤になってはにかんだ。



それから少しの沈黙。



自然に近づく唇と、
自然に閉じられる円堂の瞼。


俺と円堂のそれが重なりあえば、円堂は小さく声をあげた。


「ん、・・・ふ/////」


俺の服の裾を掴んで必死に恥ずかしさに耐える円堂。
可愛いって言えば怒るだろうか?

それとも、更に赤くなるだろうか?




まぁ、とりあえず。



今はこのまま…









(ん、んん゛…)

(?えっ円堂!?息止めてたのか?)

(ハァ、ハ…ぇ。息、していーの?)

(はぁ…。まったく円堂は・・・。)


【まぁそう言うとこに惚れたんだけどな。】
 

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