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□はくしゅ置き場
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放課後
「なあ、財前って好きなやつとかおんの?」
「……まあ、いますね(あんたなんやけど)」
「え!?ほ、ほんま?」
「はい」
「そ、そっか…(光好きなやつおるんや……(シュン))
「……教えてほしい?」
「え、教えてくれるん!?」
「謙也さんがわかれば、の話っすけど」
「(ちょお怖いけど…)よっしゃ、こい」
「髪の毛が派手で同じ男子テニス部です(これいきなり大ヒントとちゃう?)」
「えっ!?男テニ!?」
「その人は三年生で、ある相手に片思い中です(謙也さん俺のこと大好きやしな)」
「んー…………………………あ!!」
「わかりました?」
「えっ、う、嘘や!え、………マジ?」
「おおマジです」
「そっか……せやんな、かっこええもんなあいつ…」
「………は?」
「あ!!でも千歳も狙っとる言うとったから負けたらアカンで!!」
「ちょ、謙也さ…」
「あ、じゃあ俺呼ばれとるから行くな!話してくれておーきに!!」
「ちょ、おい!」
「頑張りや!応援してんで!!」
「……行ってもうた」
(白石とか勝ち目あらへんやん……っ)
(あー絶対勘違いしとる!でも泣きそうな顔もかわいかった
6月6日収納