道、分かつとも

□メロンパンの行方
1ページ/1ページ



清正「おい、咲弥こっち来い」


『なあに?』


清正「俺のメロンパンがないがお前また食べただろ?」


『さぁ…何のことかさっぱりですわ…お兄様、いや本当分からない』


清正「怪しいな…このガキ」


『嫌だな〜清兄ぃ〜あたしが隠れてこそこそ食べるわけないじゃない?食べるなら堂々と食べるよ!!』


清正「それもそうだな…じゃあお前じゃないのだな」


『うん、まだ食べてないよ?


清正「まだってどういう意味だ?」


『いやだから、これから食べる所なんだ』



清正「オイィィィイ!!ちょっと待てコラァァァァ!!!!!」



『それじゃ、清兄いただきます☆』



パク


俺は咲弥の肩を揺さぶりながらこういった

清正「うわぁぁぁあ!!!!!俺のメロンパンがぁぁぁぁあ!!!!!返せコノヤロー!!吐き出せェェ」



『ガタガタぬかすなうるせェェェエ


ボスゥゥゥ


清正「ちょっといきなり逆ギレ!?」


『だいたいこのメロンパンマズいし』


清正「勝手に食ったくせにダメ出し!!?」


『新しい奴買ってこいよ』


清正「貴様が買ってこい


『いいからとっとと買ってこいよ…このクソ野郎』


清正「俺をパシりに使う気か!!」



『…なんだよ友達ができない上にパシりもできないのかよ…我が兄ながら終わってるよ…』



清正「誰がこいつをこんな風に育てた奴は…って俺だァァァァァア!!…嗚呼、もう悲しくて涙出てきた…こうなったら…



家出してやるッッッ!!」




『行ってらっしゃーい…』



三成「いや、止めろよッッッ!!!!!」




END

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ