デュラララ!!

AM:0:00 臨帝※裏
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AM2:00

「い、臨也……さ、ん……?」

恐怖で声が震えている恋人を可愛らしく思い口端を上げる。

今、俺は帝人君を壁に押し付け両手首を片手で抑えつけている。

ギリギリと手首が悲鳴を上げて帝人君が顔をしかめるけど気にしない。


だって、帝人君が悪いんだから。










事の発端は2時間前―――
仕事が終わった後池袋の町を歩いていると、

「アハハハ、そんな話しどこから聞いて来るんですか――――

自分でもいつもの人を蔑む笑みが消えるのを感じた。

「………、」

そこには、恋人が笑う姿と、俺が世界で唯一嫌う男が楽しそうに話していた。







「で、俺がメールしたらすぐ帰って来たんだよね…?」

「ヒッ、っあ……いたっ」

あ、血が出た。

あまりにも手首を締め付けすぎて爪が食い込み赤い鮮血が帝人君の白い肌を伝った。

それを舌で舐めとると、ビクビクと反応する体がおもしろい。

「………ねぇ……帝人君…?」

「は、…っィ、い…?」

傷を撫でながら言うと涙を瞳に溜めながら返事をする。

「俺がさぁ―シズちゃんのことを世界で一番嫌ってるってこと知ってるよね―?」

「イッ!!あっ!!!」

グリグリと手首の傷を刔る。

ポロポロと涙を流す帝人君に欲情する。

「ねぇ……どうして一緒にいたの……?」

「ハッ、ぃッ、か、えり、ふぇ……」

「泣いてたら何言ってるのかさっぱり分からないよ。ほら泣き止んで?」

そう優しく舌で涙を拭き取る。

「ふっ、かえ、り、に、たまたま、会、って……」

ふ―ん……そうゆうことか…。


まぁ、そんなことだろうと思ってたけど、

「でも、俺ちゃんと言ったはずだよ…?」

駄目だ、

「シズちゃんには――」

やっぱり、

「どんな理由があろうとも近づくなって……?」

許せないよ。


唇にキスを落とす。
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