青エク夢

□雪の色
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不安に駆られた僕を励ます彼女の言葉は柔らかくて温かく、ずっしりと重みがあって安心を与えてくれた。しかし、今彼女が言った言葉は流石の僕でも理解が追いつかない。


「え、?」


一応聞き返してみる。


『だから、ここで住みなよ。』


まさか見ず知らずの、その上まだ10も離れない年齢の女性が言った言葉とは思えない。


『馬鹿ね、子供がお金の心配なんてしなくていいの。』

それもあるが、でもそれだけじゃないのだけれども。

…微笑んで言った彼女の優しさが、身寄りをなくした僕ら兄弟を育ててくれた神父さんの優しさが重なって見えた。


「お世話に、なります。」

『いいえー。すぐには難しいだろうけど自分の家だと思っていいからね。とりあえず家にある服貸すから、また明日買いに行こうか。』

「え、いや、ある物で大丈夫ですよ!」

『いいのいいの、今日貸すの捨てたかったから。』



せう言う神凪さんの。、。。『、。』、、。、。。『、』。、。『。、。』、。『、。』、。「。」




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