ガラスの神

□神の道化
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プロローグ






「・・・・此処ですか?」
「・・・・・ああ。」
2人の青年の前には如何にも出そうな建物が建っていた。
―黒の教団―
千年伯爵に対抗する為に造られた建物。
1人は教団のコートを身につけているが、もう1人は黒いローブを羽織っている。
「随分と悪趣味ですね;」
ローブの青年はイノセンスの適合者だった為、その場に居合わせた青年に此処に連れられた。
「中も凄いぞ。」
「迷路じゃないですよね?」
「・・・・・迷路だ。」
「うわぁ・・・。迷子になったらどうしよう。」
「もたもたしていると置いていくぞ。」
建物を見上げていると、不機嫌そうに青年が声を掛けてくる。
「あっ!待って下さいよ!神田!」
そう言って、さっさと行ってしまった青年の後を追いかけていった・・・。
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