創作

□GLOW-第2章 偽りの果てに-
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その日、石橋家は家庭崩壊の危機にひんしていた

「どういうつもりだよちゃんと説明して」


「だから何回も言ってるじゃない」



事の発端は母みどり(35♀)の結婚宣言にある



「でもさ、なんでいきなり結婚?」


「いいぞ陽もっと言ってやれ」


「まず恋人紹介が先でしょ?」


「陽ッッ」



次女陽(あきら11♀)は自分の利益になる事以外ほとんど興味がない



「だってぇ〜本当はそんな気なかったんだもん」


「結婚する気のない男女が急に婚約する理由の9割は妊娠が原因である」

「妊娠?!」
「あら陽賢いわね♪」



陽は肩をすくめ、持っていた本を閉じて自分の部屋に入っていった



「…ゃる……」


「え?どうしたの?一樹」


「もうこんな家でてってやる」




唖然とするみどりを押し退けて自室の必要最低限の物だけかばんに詰め込み、一樹は出ていってしまった








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