BOOK

□novel
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以下↓バレンタイン続き




*注意*
裏表現が多く含まれます。
未成年の方の観覧は禁止
観覧後の苦情はお断りします






苦手な方はお戻りください






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深い口付けをした後、見詰め合い真っ赤な恋人を持ち上げる。ドアと閉め向きを変えると、其の侭ベットに運んだ。
先程とは逆に、黒鋼がファイに被さる形になると、いつもは白い肌か高揚したのが良く見え、理性が揺らいだ。



「折角貰ったんだから、有り難く食べさせてもらうぜ」


「そ、そっちの意味ー?」


文句を聞き流しながら、慣れた手付きで服を剥す。そして、その文句を言う五月蝿い口を塞いだ。唇を抉じ開け侵入させる、空気すら与えないように絡みつかせると、喉の奥から声が漏れた。


「…っ、ん、んぅ―」


その必死な表情がとても厭らしく黒鋼を反応させるのには十分だった。その黒鋼の反応の色が自分の太股に当たっていて、余計恥ずかしくなった。

唇を離すと最早黒鋼の手中。
とろんとした眼で見つめる恋人の耳に優しくキスをすると、一々反応するものだから―…いじめてやりたくなる。


「あぁ、ん…黒、やだ…」


「…そうか、いじられるのが嫌ならお前がしてくれるんだな?」



黒鋼はニヤリと笑みを浮かべると、ファイの手を掴んで反応した自分のソレに触れさせた。
驚いてファイは黒鋼を見るが、ただ不適な笑みを浮かべるだけ。
如何し様も無く、体制を起こし、たどたどしくその黒鋼自身を取り出す。主張したソレから眼を離そうとすると、黒鋼が何やら取り出す。


「そ、それは…っ」



先程黒鋼がファイに文句を言おうとした際に、サクラが邪魔してまで渡したチョコ。いつの間にファイから盗んだのか、眼を丸くして見ていた。


「お前…苦いの嫌なんだろ?」


またもずるい笑顔を浮かべた黒鋼は、無理矢理いくつかのチョコをファイの口に入れて、ぐっと自分のそれに顔を近づけた。



「っ―…///!?」



「舐めろよ…」




チョコが口に含まれたまま、黒鋼のソレにオドオドと口付ける。そのまま中心を銜え込むと、熱で溶けたチョコが液体化して、含みきれない分がソレを伝う。


「んっ、ふっ…んん…」


「ハッ…厭らしいな、お前」


鈴口を弄り、根元を銜え、全体をなぞるその必死で艶めかしいその表情と仕草がさらに黒鋼を膨張させる。それによってさらに含みきれないチョコが溢れ、つい口を離してしまう。


「は…ん、もう、きつい…」


「まだだ、綺麗にしろよ」


ファイの顔をソコに運ぶと、赤い舌を覗かせながらチョコを舐め取る。全部綺麗に舐め取ると、満足したように黒鋼が開放した。


「良かった―…ファイ」


「っ―////」


突然名前を呼ばれる事に慣れていないファイは、何も言えなくなってしまう。俯いていると、身体の奥が何か疼くような熱さを感じた。


「あ、…ふ…っ?な、何…これ…」


「ファイ?」


「や、あっ…あつ、い…」


震える両肩を抱き締めると、熱が全体を支配しているのが解る。何故だろうと疑問に思った黒鋼だが唯一つ思いあたる節。

あの姫がブツブツ言っていた、チョコに入れた薬の正体。

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