復活CP小説

□すき
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「喜べ骸!今から俺ん家行くぞっ!」

「はぁ?!」

「荷物は、別に良いか、必要なもんは俺ん家にもあるしな!」

「ちょ、一体…っ」

「よっしゃ行くぞぉー」

「説明しなさいこの馬鹿馬ーーー!!!」







=== すき ===








ボンゴレ本部アジトにある一室

生活に必要なものは全てそろった部屋

六道骸が、軟禁されている場所


「……」


骸は任務以外でこの部屋から出ることを許されていない

窓も小さく、人が通り抜けられるスペースはない

任務のないときは日がな一日本を読んで過ごしている

しかしこの部屋に訪問者がいないわけではない

いろいろと厄介な敵に追われているとき、綱吉が部屋に隠れにきたりする

他の守護者も同様だ

守護者以上のものでなければここの出入りは禁じられている

例外は、骸の部下である城島犬と柿本千種

そして、この男


「跳ね馬、いい加減沢田綱吉の甘さに甘えるのもどうかと思いますよ」

「いいじゃねぇか、許してくれてんだからさ」


跳ね馬ディーノ

キャバッローネファミリー10代目ボスである彼は何かにつけて骸に逢いに来る

自称、恋人


「だいたい、あなたは行動が唐突過ぎるんです」

「んー?」

「僕にだって、用事があるんですよ」

「軟禁されてんのに?」

「……軽く傷心が痛む言葉を吐きますね」

「ゔ…悪ぃ」


ディーノの運転する車の中

助手席でいつ事故をおこすかとはらはらしながら骸はシートベルトを握り締めていた

そこまで信用無いのかと少ししょぼくれる


「クフフ、まぁ…こういうのも楽しくて良いかもしれませんけれど」

「骸…」

「あなたはいいから前だけ気にしていてください、あなたと心中なんて真っ平御免被ります」

「りょーかい。」


部下がいないと何も出来ないディーノでも、隣に骸がいるとそれがなくなるから驚きだ

何事もなく、二人は無事にティーノの家、キャバッローネのアジトに辿り着いた



   
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