復活CP小説

□accontentare
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素直になれない

素直になりたい

でも、それはプライドが許さない

どうしようもなく不器用で

それでいて繊細で

見ていて、すごくハラハラする


「ほら、今日の分なー」

「…たまにはもっとまともな物を持ってこようとは思わないんですか?」

「いいだろー?骸って実は乙女だし」

「何を馬鹿な事を…」

「それにさ」

「?」

「明日は―――…」


俺の言葉に、少し驚いたように目を丸めて

カレンダーを見て、困惑したような表情をする

やっぱり、不器用なだけなんだよね




=== accontentare ===




あくる日の、昼

一人の男性が六道骸の軟禁されている部屋へ出向いた

キャバッローネファミリー10代目、“跳ね馬”ディーノ

いつものラフな格好とは少し違い、スーツを着こなしていた

すでにボンゴレ10代目である綱吉には挨拶済みだ

もちろん、堅苦しい挨拶なんてしないけれど

嬉しそうに部下の一人、ロマーリオを連れて、軟禁されている部屋の前まで来た


「んじゃ、少ししたら戻ってくるから」

「あんまり長くは居られねぇぜ、ボス」

「わぁってるって、んじゃ」


言うが早いか、慣れた手つきで様々なセキュリティーを解除していく

その後ろ姿を呆れたように息を吐いて見送った





 
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