それでも君を愛してる! 綱吉said.
□Duemilaotto Agosto 18 (lunedi)
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ずっとずっと、あなたのことを愛し続けたいって、思うんです…
=== Duemilaotto Agosto 18 (lunedi) ===
「うおぉぉぉぉ…」
「ウゼェ…っ」
ずべしゃ!なんて、ベタな効果音が似合いそうな感じに、俺はリボーンに顎を蹴り飛ばされた
はっきりいって、痛い
「痛っ!痛いって!やめろよリボーン!」
「ウゼェもんはウゼェんだ、変な声出すんじゃねぇぞ」
「だってさぁー!レポートがさっぱり終わらないんだよ!!!」
「まだ夏休みはいっぱいあるじゃねぇか、大学生だろお前」
「レポート終わるまで外出禁止って言ったのお前だろ!!!!」
「そんなことも言ったっけ」
「可愛くいっても許すかー!!」
はー…まったく
大学の夏休みはおよそ2ヶ月!!
7月の後半か9月後半まで休みなんだ
こんなに長い休みなのに、リボーンのやつ、お盆前、つまり1週間前にいきなりレポート課題を終わらせろ!とか言い出してさ
終わるまで外出禁止だからな、なんて言いやがって…
おかげで恭弥さんには逢いにいけないし…
恭弥さんが来てくれてもレポートの進みによっては逢わせてくれないし…
ホント俺、死ぬかも…
「あー…せめて恭弥さんに逢いたい」
テーブルにほっぺたを押し付けて前かがみになる
俺の周りには、没になったレポート用紙が乱雑に転がってる
ゴミ箱の中にはもう入らないんだもんなぁ
燃えるごみの回収、次ってたしか火曜日なんだよなぁ
今日土曜日じゃん
この調子であと3日このまんま放置したら部屋の中埋まっちゃうよ
「そんなお前に、新たな宿題を言い渡すぞ☆」
「うわぁぁぁ!!!嫌だ!絶対ろくなことじゃない!!!っていうか!レポートも終わってないのに宿題とか!!!」
「今回は俺からじゃなく、9代目からの通達だ」
「え、9代目から…?」
まさか、骸の時みたいにまた誰かが脱獄とかして、それを捕まえろとか言うんじゃないだろうな…
嫌だー俺は普通の大学生でいたいんだーっ!!
「いいから聞いとけ、今回はビックチャンスだぞ」
「はぁ?」
「読むぞ…『親愛なるボンゴレ10代目、沢田綱吉君…」