それでも君を愛してる! 綱吉said.

□Duemilaotto Agosto 19 (martedi)
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イタリアへ出発する日

他の客とは違うところ…応接間のようなところに通された






=== Duemilaotto Agosto 19 (martedi) ===






「ふえー…空港なんて初めてです」

「そう?」

「そうですよ!海外旅行なんてしかことないですし」

「まぁ確かに…僕もこんなところに通されるのは初めてだけどね」

「ゔ…やっぱりこれ、普通じゃないですよね」


時刻は現在9:45

出発時刻は10:30って言われたから、あと少し

リボーンに言われた通りにチケットを出したらすごい対応されて…

恭弥さんだって驚いてたんだから


「ま、ボンゴレ専用ジェットで行くんだから、当然だろうね」

「そうですね…って、何ですかそれ」

「あれ、知らなかったの?チケットに書いてあるでしょ」

「?!」


チケットなんて忙しくて全然見てない

それにイタリア語っぽかったし

日本語で書いてあるところってなかったし

あ、でも…読めそうなのは…


「Vongola...」

「そこに、ボンゴレ専用機って書いてあるでしょ」

「うーオレまだイタリア語読めませんって…」

「向こう行ったらどうする気」

「恭弥さんといっしょなら大丈夫かなぁって…」

「…うん、まぁそうだね僕が一緒だから全然平気だね」


そういいながら、俺の髪を撫でてくれる

やっぱり、優しいなぁ…恭弥さん


「そういえば…」

「何?」

「イタリアに着くのって、何時くらいなんですか?」

「専用機だからね、向こうに…そうだね、17時くらいにはつけるんじゃない?」

「え、そんなに早く?」

「何言ってるの、現地時間で17時くらいだよ」

「……イタリアとの時差ってどれくらいですか」

「………………………。」


ちゃんと調べる時間もなかったし…

って、恭弥さん呆れてる

そりゃそうだよなぁ…

もともと俺がイタリア語を専攻してるからって9代目が作ってくれた機会なんだし…

イタリアのこと知ってないと話しにならないよなぁ


「イタリアとの時差は8時間、今はサマータイムだから7時間だね…日本のが早いんだ
今日本が10時だから?」

「うーんと…あー…朝の、3時?」

「よくできました」


そう言うと、恭弥さんはまた頭を撫でてくれた

小学生みたいな扱いされてるのはわかる

うー…ダメツナって変わらないのかなぁ


「って、事は…14時間くらいかかるってことですか?」

「それくらい見てもいいんじゃないかな、便によって時間は異なるし…」

「うおー…飛行機の中、何してればいいんでしょう」

「そうだね…寝るくらいしかできないね」

「飛行機の中ってケータイとか使えないんですよね」

「飛行機も精密機器だからね、病院でケータイを使ってはいけないのと同じだね
まぁ病院と違って、飛行機は少しでも以上があると動かないけれど」

「14時間も暇だなんて」

「二人でできることっていうと…限られてくるよね?」

「………恭弥さん今、ヤラシー事考えてません?」

「さぁ、何の話だい?」


絶対いやらしいこと考えてる

飛行機の中時間あるから〜とかなんとか

気をつけなくちゃ…


「そろそろ時間みたいだね」

「へ?」

「失礼します、準備が整いましたので移動お願いいたします」

「あ、はい!」

「大丈夫?」

「大丈夫です!行きましょう、恭弥さん」

「…うん」


イタリアに旅立ってきます!!!




 
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