それでも君を愛してる! 綱吉said.
□Duemilaotto Agosto 24 (lunedi)
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これは夢?
それとも現実?
=== Duemilaotto Agosto 24 (lunedi) ===
それはまるで、水の中にいるかのような錯覚を思わせる
映し出されたのは、記憶
誰が見せてくれているのか
しらないけど…
「―――お前は、何を望む?」
この声、聞いたことがある
暗く狭いあの球針態の中で
『これは、ボンゴレ初代の、記憶…?』
『そうだ』
『っ…?!』
突然目の前に現れたのは、あのときみたものと同じ、初代の姿
今は、その額に炎は灯されていないけれど
それでも伝わってくる、絶対的存在感
『すべては、あのときに狂ったんだ』
『あの、時…?』
『見ていろ』
初代が右手で指し示した先にある記憶の泡
その中を、吸い込まれるようにして見入った