それでも君を愛してる! 綱吉said.
□Duemilaotto Agosto 25 (martedi)
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もう、今日で終わりなんだけど
なんかもう、いろいろあって疲れたし
恭弥さんと離れて、恭弥さんがいないと俺本当にダメだなぁって再確認できたし
うん…
日本に帰りたい
=== Duemilaotto Agosto 25 (martedi) ===
「あー…、もう、いろんなことありすぎて疲れた」
「俺も…なんかもう、イタリア旅行とかどうでも良くなってきました」
「まぁ、それもそうだけど…ここまで来て何も見ずに終わるのは…」
「そうなんですよねぇ…」
「でも、なんか今日で帰らなきゃいけないし」
「まだ8時ですよ?」
「確か、飛行機は2時発だったよね」
2時、かぁ…
あと6時間もあるんだ
荷造りしたり移動したりするから見積もって暇な時間は4時間前後かなぁ
枕に顔を押し付けてなんとか眠気を覚まそうとする
「どこか、行きたい所ある?」
「行きたいところ…」
「僕は特に無いんだけど、綱吉はイタリア初めてだし…どこか行きたいなら連れて行ってあげるよ」
「んー……」
恭弥さんの方をじっと見つめてみる
いきたい、とこかぁ
あ、そういえば…
「それとも、このまま一回…」
「あ!行きたい所あります!!」
「あ、そう」
あ、なんか悔しそうしてるけど
そうだよ、来て最初にいきたいって思ってた場所
お礼参り、みたいな