それでも君を愛してる! 骸said.

□Duemilaotto Agosto 22 (venerdi)
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まさかそれが、また繰り返される打なんて―――…





=== Duemilaotto Agosto 22 (venerdi) ===






最近、良く見る夢がある

それは、遠い昔に捨てて来た、壊れそうな程脆い記憶

あぁそうか

あの頃から僕は、この世界が大嫌いだったんです



目を、開ける

そこには昨日となんら変わらぬ天井が広がっていて、ぼうっとした頭で時計に目をやった

綱吉くんがここに来てから3日目

滅多に時計なんて見ない僕が、時間を気にするようにまでなった

もし、外へ買い物へ行こうとして夜だったら困る


「まだ、9時ですか」


規則正しいとはいえない生活

それでも、のんびりとした時間がただ過ぎていくだけなのだ

軟禁生活は、楽なようで地獄

することもないので、ただ毎日本を読むだけ

まぁ、今回は買いすぎましたけど

今度から買ってきてもらうときちゃんと本のタイトルを書いて渡すことにしましょう

知らない本買ってこられても面倒ですし


「あー…今日は料理講座でしたか」


料理を作るのは良いですけれど

もともと僕も少食ですし

綱吉くんもそんなに食べるとは思いませんし…

とりあえず、綱吉くんの様子でも見に行きましょうか

まぁ寝ていると思いますが…


 
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