少年陰陽師
□理由(わけ)
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玄武はよろけそうになったが、なんとか地に足を着いて、腕を組む。
「別にいいじゃない。その方が早く着くし」
「まぁそれはそうだが…」「…ねぇ玄武、来たわよ!」
「わかっている!」
突然、さっきまで吹いていたはずの風が凪ぎ、かわりに生暖かい空気が辺りを包み込んだ。
玄武と太陰は前面を見た。
そこには、2丈ぐらいの妖が土からはいずりだしてきた。
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