偲遊記
□第三ノ刻 物語の始まり
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「―――・・・そうして私と悟空。
そしてトリは出会いました。」
暑い暑い砂漠の長い道のりを進みつつ、
法衣をまとった、オッドアイの女性・三蔵は、
長い語りを終えた。
三仏神様より 承りし 西への旅
三蔵の傍らにはお供を勤める4匹の妖怪。
岩から生まれし、異端の青年 悟空
天から生まれし、異端の少女 鳥
銀の髪で両の瞳を隠す まだ7つの少年 悟浄
背に己と同等の丈ほどある長剣をもつ 不思議な雰囲気を醸し出す 八戒
彼らの旅は はるか遠く 天竺まで・・・
旅はまだ・・・始まったばかり・・・
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