メイドと執事と
□コレは運命なの?
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本日はここネバーランドホテルに就職したメイドが一人やってくる・・・。
数々のメイド試験をクリアーし、
漸く本就職が決定したのは高校生の就職活動が内定してから、
1ヵ月後の事だった。
「(ん?あれは・・・)」
ネバーランドホテルの3階の窓からふと下を見下ろせば、
小柄な少女が辺りをキョロキョロ。
手に持っている(たぶん地図だろう)ものと辺りを交互に見比べている。
怪しい行動だが、仕方が無い。
誰しもはじめて来た場所ならばアレくらいの行動をとる。
小柄な少女は漸く地図とのにらめっこを終え、
ホテルに向き直る。
あの少女が今日からこのホテルに就職する事になったメイドで間違いは無さそうだ。
私はこっそりとため息を吐き、
残っていたベッドメイキングを終わらせる事にした。
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