今、ここにいるから
□Scene.5
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声とともに現れたのはおじいさん。
例えて言うならハリーポッターのダンブルドア校長みたいな感じ?
「おじいさんではないわ。我は神じゃ。」
はぁ…
自分を神って名乗る人初めて見ました。
「だってこの人神様だもん。たぶん。」
「これ、沙雪!たぶんは余計じゃ!」
え、ちょっと待って?
私、「たぶん」って言ってないよ?
「あのさぁ、神様。
んなことどうでもいいけど、沙雪っての2人いる事忘れないでよね。
もう片方、混乱してるんだけど。」
…え?
2人?
「そうか、そういえばそうじゃの。
ここに来るまで本当のことは話してはいけないから…
おぬし、なんと名前を通してたんじゃ?」
「シヨだよ。
あー、もう説明は神様に任せた!
何か長くなりそうだし。」
「まったく…
沙雪…ではなくシヨか。
あやつの性格は何とかならないもんかのう?」
「悪いね。つか、この性格にしたの神様じゃん。」
「いくらわしでも、そういう性格は避けているのだが。」