生きとし生けるもの、いずれか歌を詠まざりける
古
の奈良の都の八重桜 今日九重に匂いぬるかな
筑
波
嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞ積もりて淵となりぬる
天の
原
ふりさけ見れば春日なる 三笠の山にいでし月かも
忘れじ
の
行く末まではかたければ けふを限りの命ともがな
人もおし
人
も恨めしあぢきなく 世を思うゆゑにもの思ふ身は
.
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