06/16の日記

21:09
衝動に駆られる
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勢いというものは、凄いと思います!
お久しぶりです。
めっちゃROMってました笑
仕事2つ掛け持ちしながら日々逞しく生きています笑
日記なんてどれくらい振りでしょう?
放置すみません。。。
今も見て下さっている方、いらっしゃいましたらありがとうございます😭

2、3日前から、飛幽を読み漁っていて、自分でも書きたい衝動に駆られながら、迎えた今日、なんと、2時間弱×2本の飛幽を一気に書いてしまいました?!
我ながら凄いと思いましたよ!
めちゃめちゃ小説書いていた時でさえ書けなかった躯を絡ませた嫉妬の話。
まぁ、幽助も飛影も誰?状態ですが、こんなに短時間で書き切ったことに大満足しています。
元々キャラ崩壊しているよ?という突っ込みはスルーしますね笑
改めて、妄想して小説を書くのはめちゃめちゃ楽しいので、また書くと思います。
こっそり覗いて頂けると喜びます。

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20:54
【躊躇せし縁】(飛幽+躯)
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「惚れてるって言ったら?」
返答は明らかに此方を挑発する言葉だった。
そんなことも気付かない程、頭に血が上っていた。
気付けば拳を突き出していた。
余裕なんてないんだ。
自信なんてないんだ。
なぁ、飛影、俺のこと好き?


「何だこの有り様は?」
地面に叩き付けられた俺と、悠々と立っている躯、そして、荒れた部屋の状況を見て、帰ってきた飛影は告げた。
俺から吹っ掛けた喧嘩は、カッコ悪いことにボロ負けだ。
「何でもねぇよ」
この有り様を見られたことにも、始まった理由にも、羞恥心があって、重たい身体を無理矢理起こし、立ち上がって歩き出す。
進む方向は勿論出口だ。
「幽助?」
訝しげに見てくる飛影に応える余裕も今はない。
「おい、幽助!」
喧嘩相手だった躯の声には何故か立ち止まる。
「さっきのは冗談だ」
「っ、」
途端に告げられた言葉に、躯を睨み付け、今度こそ足を返した。

「おい、一体何なんだ?」
幽助が立ち去った後、ギロリと、飛影が躯を睨む。
「フフ、唯の世間話をしていただけさ」
「どうせ貴様が余計なことを言って、アイツを怒らせたんだろ?アイツは良くも悪くも単純だからな」
「そうみたいだな。可愛いな、オマエの嫁は」
己に見せた嫉妬に、躯はただ笑みを浮かべた。

「幽助、」
「…」
「幽助」
「…飛影」
飛影に充てがわれた部屋のベッドで、不貞腐れたように幽助は居た。
数度の飛影からの呼び掛けに漸く其方に視線を向ける。
飛影はゆっくりと歩み寄り、ベッドに腰掛け、幽助の髪を梳く。
「どうした?」
「何でもねぇって言っただろ?」
「何でもない奴はそんな顔しないぞ」
「……」
「幽助、」
安易に言え、と催促している。
「飛影、」
「何だ?」
「飛影は俺のこと誰よりも好きか?」
「…今更当たり前のことを言う必要あるか?」
「あるから訊いてんだろ!良いから答えろよ!」
幽助は必死だ。
躯との仲に、恐ろしい程不安を抱いていた。
だからこそ、いつもは口にされない言葉を欲していた。
その嫉妬を肌で感じた飛影は旗から見れば、ひどく冷静に受け止めているように見えた。
けれども、見る人が見れば分かる。
口角を上げ笑っているのだ。
「ならば言ってやる。オマエだけが唯一無二だ」
そうして、飛影にとって至極当たり前のことを告げる。
「…本当か?」
「俺は嘘は言わん」
「俺以外がオマエに惚れててもか?」
「オマエ以外はいらん」
「っ、…」
「何だ泣いているのか?」
「泣いてなんかねぇよ」
「フッ、そうか」
明らかに泣いているが、これ以上は指摘しない。
その代わりに、水滴が零れ落ちる目に唇を落とす。
「だったら、今度は俺に付き合ってもらうぞ」
「飛影?」
「オマエの身体を抱く」
「なっ///」
「俺を受け止めろ」
「!?…上等じゃねぇか、来いよ!」
不安を払拭するどストレートな言葉に幽助はニカっと漸く笑みを浮かべるのであったー


end

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20:52
【嫉心、纏わりつく】(飛幽)
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モヤモヤする。
原因は分かっている。
アイツに突き付けるにはどうにも重たい。
でも、面白くない。

「よぉ、飛影!」
「来てたのか」
逢いたくて来た、なんて言わない。
外交のため、なんて言い繕う。
たわいもない話を振れば、普段通り相手からは一言二言が返ってくる。
「ん?飛影此処血出てるぜ?」
ふと、微かに見えた肩からの血。
言ってから、自身が固まってしまった。
後ろ側に向かっての引っ掻き傷に、つい無粋なことが過った。
そんな訳ないのは分かっている。
さっきから変なことを考えていたせいだ。
顔には出さなかった。
なのに、飛影の次の一言で、それさえも崩れた。
「嗚呼、躯と一戦交えた時のか」
飛影にとって、何気ない一言。
でも、
「次は勝つ」
躯のことを考えて告げたその言葉と共に浮かべた表情は、やけに愉しげで滅多に見られるわけじゃないその表情を引き出したのが、自分ではないことに顔が引き攣るのを感じた。
「愉しそうだな、飛影」
自分でも嫌味なような言い方になったことは分かった。
「幽助?」
でも、止められない。
「躯に惚れてんの?」
言うつもりなんてなかった。
俺はこんなにも脆く、女々しかったのか。
これじゃあ、女みてぇ。
自嘲気味に笑って、固まる飛影に取り繕うこともせず、足を返そうと動き出す。
これ以上、此処に居たら何をしでかすか分からない。
ダンッー
気がつけば、近くの壁が音を立てて壊れた。
やった相手は一人しかいない。
「言うだけ言って何処に行く?」
「飛影?」
「ふざけたことを」
溜息を吐かれ、カッとなる。
「っ、オマエにとってはふざけたことかもしれねぇけど、アイツがオマエにとって特別な奴なのは間違いねぇよ!オマエを盗られるかもって思う俺の気持ちなんて、分かっっ!?」
分かんねぇだろっ!、と続くはずだった言葉は口の中で消えた。
飛影の口で塞がれ舌を絡められる。
荒々しいそれは、逃げ惑う俺に容赦せず俺の息を乱した。
幾許か経ち離れると、忽ち身体は崩れそうになって、飛影の腕に支えられる。
「馬鹿か貴様はっ!」
「なっ」
「貴様の周りの方が鬱陶しい。俺が欲しいのはオマエしか居ない。アイツは違う」
「飛影、」
飛影もこんな気持ちを抱いていたんだ。
ストレートな物言いが俺の心にストンと落ちた。
変わる環境に不安を抱いていたのに、求められていることがこんなにも嬉しい。
今度は自分から飛影に身を寄せた。
「だったら、俺の心ずっとオマエが盗んでおいてくれよ」
俺もオマエしか居ねぇからー
「フンッ、当然だ」
互いに寄せた唇が静かに重なったー


end

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