ヘタリア

□菊と桜の日
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冬は寒いから好きじゃない

でも、真冬の中で1日だけ僕にとって特別な日があるんだ。


それは…僕の恋人、日本君の誕生日。

2月10日…
僕はフランシス君の家にいた

「…はぁ……」

「イヴァン、どうしたんだよ?ため息なんて付いてぇ〜…お兄さん、相談にのっちゃうよぉ〜♪」

「フラシンス君だったら菊君の誕生日、何あげる?」


フラシンス君は僕と日本君の関係を知っている。


「形が残る物がいいんじゃないか?」

「残る物…?」


「例えば、菊が日常的に使ってる物とか、欲しがってる物とかさ。」


僕は、はっとした。
日常的に使ってる物も欲しがってる物も、思い当たる節があった。


「ありがとうフラシンス君!!お陰で菊君へのプレゼント思いついたよ!」

「それは良かった。
早くプレゼント用意して、明日いい日にするんだぞ。」
「うん!」



僕はフラシンス君の家を飛び出した。
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