夢の通い路
□残像残想残響
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「……Ah〜、降ってきちまった」
俺は、そう呟いて木陰に腰掛けた。
雨はどんどん激しくなり、やみそうにない。
「……こいつぁ、unluckyもいいとこだな。なぁ?お前もそう思うだろ?」
そう呟いた俺の声は、雨の音にかき消された。
「……って、もういねぇんだっけか?」
慣れねぇ。
「……この俺が……必要だって言ったのによ……」
何で、いなくなったんだ。
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