〜前回の続き
※夢主名前固定



私たちは教室にやってきた。


「あ、シェリアだ!!お〜いっシェリア〜!」


パスカルは教室でシェリアを見つけ、早速シェリアの方へ走っていった。


『パスカルは相変わらず元気だね……』

「はは、そうだな。」

『けど、なんか安心したよ。』

「なんでだ?」

『また、こうやって同じクラスに慣れたことがさ!』


私はアスベルの方を向いて笑顔になる。


「っ////」

『どうしたのアスベル??』

「な、なな!なんでもない!」

『顔真っ赤なのに?もしかして、熱でもあるの!?』


私がアスベルのおでこに手をあてようとした。


「なんでもない!!暑いだけだ!!」


と、アスベルが後ずさった。


『何よ、人がせっかく心配してあげてんのにー。』

「ごめん。」

『別にいいよ。アスベルが大丈夫ならそれでいいし。それより、座席確認しよ。黒板に貼ってある。』


私たちは、座席を見に黒板の方へ行く。


『えーっと……私の席…私の席っと………』


私は自分の席をさがす。


「ここじゃないか?」

『あ、本当だ。シェリアの隣だ!アスベルは?』

「俺はここ。」

『あ…けっこう離れちゃってる………』


席は全体で6列ある。
私の席は、真ん中の右の列の一番後ろ。
アスベルは、一番左の列の一番前。


「アスベル!ディア!」


私達を呼ぶ声がした。
その呼んだ人の正体は………


『あっ、シェリア!』


その正体は、私が呼んだ通り、シェリアだった。


『席、隣だったね!よろしくー!』

「えぇ。」


私はシェリアの耳で囁く。


『なんなら、アスベルと席交換してあげようか?』

「!////////」

『シェリアが照れてる!可愛いねぇー』


私はシェリアを半分からかうように言った。


「ちょっと、ディア!!からかわないでよ。もう………」


シェリアはちょっと膨れっ面になって私に怒る。


『ごめん、ごめんって!出来たらしてあげたいけど、無理っぽそうだしね………』

「??」


私は教室の入り口の方に視線を向ける。
私を見たシェリアも私が見ている視線の方を見る。


「ほらー、席に着け!」


教室の扉が開き、誰かが入ってきた。
今の声を聞くかぎり、男の声だ。
しかし、その声の正体に皆、驚愕していた………



続く………






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