堀宮

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『?視力・・・?』


「そう。柳くんは視力がものすごく悪いでしょう?じゃあ、名無しさんはどうなんだろうって話よ」


『私、視力いいよ!』


「じゃあ一回測ってみようぜ」


「あ、ちなみに柳くんの視力は"0,パス"だった」


『"0,パス"?』


「俺がはかったんだよー」


『宮村くん?"0,パス"ってなに?』


「いいからいいから」





***






「じゃあ、井浦がはかりまあーっす!!」


「・・・おい。誰だ秀呼んだの」


「私じゃなあい」


「相変わらず井浦うるっさいわねー」


「ちょっと!聞こえてるからね!へこみうら!」


『早くお願いしまーす』


「あ、はいはい。・・・これは?」


『上っ!』


(((((・・・下だよ)))))


「うーん、これは?」


『ひだりぃ?』


「・・・こ、これは?」


『え、な、右ななめ下?』


「・・・こ、これ!」


『わかった!左だ!』


「・・・・・・・・・0,ミス」


「う、お・・・見事に全部外したな・・・」


「しかも、自信満々に・・・」


「いつも私達の顔みえてるのかな・・・?」


「柳くんより酷いんじゃない?」


『えっ・・・』




あ、あかねより
低いの・・・?
嘘でしょう!?




『い、井浦、ちゃんと測ってよ!』


「えぇええええっ!?ちゃんと測ってたよ、俺!!」


『でででも!みんなの顔は見えるんだよ!』


「えぇ?じゃあ、あそこから覗いているのは誰?」


『仙石さんだ!』


「うわ、仙石何やってんだよ!」


「いつ入って行こうか考えていただけだ!」


「れみと桜もいるよぉー」


「じゃ、じゃあ!あそこを歩いているのは・・・」


『?あかね』


「「「「「なぜぇええ!」」」」」


『ほらぁ!視力いいんだよ!』




私が何を言ってもみんな
どうして、の目を向けてくる。・・・わからない




「名無しさんは特殊なんだよなぁー!」


「井浦だって驚いていたじゃない」


「なんだ?視力でも測っていたのか」


「うん。名無しさんちゃんは"0,ミス"だった」


「えぇ〜?何"0,ミス"ってー!」


「いや、それが本当なんだよ綾崎・・・」


『視力いいもん・・・!』











彼女の視力


▽?なんで記号は見えないんだろ


▼俺らの顔が見えてるなら良くね?
▼そうだけどぉー・・・
▼授業も普通に受けれるのかな?






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