TOA短編集
□クッキーの行方は…
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−とある日−
グランコクマにて…
「あ、あの…このクッキーをラッピングして欲しいんですけど……。」
ルークはお店の女性店員におずおずと小声で注文をする。
「はい。ありがとうございます。」
ラッピングされたクッキーを受け取り、ルークはお店を出て行った。
「よし!これで準備はオーケーだな!」
………
「ん?アレってルークじゃないか。」
離れた場所を歩いていたガイは、早速ルークを発見!
「手に持っているのは……クッキーじゃないのか?Σそうか!今日は大切な人にクッキーを贈る日じゃないかっ!!?」
(買ったってことは、ルークは誰かに贈るのか…。)
と、ガイが一人で悶々としているうちに、ルークは反対側へと歩きだす。
(Σる、ルーク!?いったい誰に贈るんだ!!?)
何故かコッソリと後をつけ始めるガイだった…。