novel
□SWEETIE
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SWEETIE
朽木家のとある一室にて・・
「もう!!遅いではないか!!!」
今日は、現世からこちらに一護が遊びにくる予定になっているのである。
「はやく来い一護・・・・」
そんなルキアの様子をひそか見守っている緋真の姿があった。
(あら。ルキアったらあんなにうれしそうな顔をしていて・・・。私まで嬉しくなってしまうわ)
邪魔になると思い、そっと戸を閉めて少し歩いたところに見えたのは、自分の愛しい人であった。
「白哉様、こちらにいらしていたのですか??」
「ああ、ルキアの様子はどうだったか」
「なんだか、黒崎さんが待ちきれないようでした。でも私から見てもとても幸せそうでした、愛しい人にもうすぐ会えるのを抑えなれないのでしょうね」
「緋真もいろいろと言うようになったのだな」
白哉は少しからかわれ、うつむいた緋真の顔をあげた。
「緋真・・・・お前は・・・・・」
「白哉様??」
「・・いや、何でもない。黒崎が来たら追い返さなければ」
そういって、白哉は立ち去っていった。