それぞれの心情(短編)

□決戦後―The last discussion―
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「アンタらスマンけど、ちーとばかし外してくれや。」



突然の闖入者に、作業をしていた死神たちは驚き目を見張った。

いつの間に現れたのか、そして何者なのか誰も判らず当惑する。


そんな空気も構わず、闖入者の平子は飄々と続けた。


「そいつに話あんねん。」


そう言って特別な鬼道により封印されている藍染を顎で示すと、死神たちは更に色めき立つ。彼等はここを転移まで一時的に任されているのだ。


「別に居ってもええけど、アンタらにはワケわからん話でおもろないで。」


一応そう忠告して歩み寄る平子の前に、勇気ある死神が立ちはだかった。



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