過去篇短編集
□Anger
1ページ/13ページ
平子がその報せを受けたのは任務先から戻った直後だった。
刀を下ろす間もなく伝令役が居た五番隊の門前で瞬歩し、四番隊の総合救護詰所に移動する。
挨拶もそこそこに中に入り、気遣わしげに会釈する隊員たちの前を足早に過ぎた。
案内された奥の一室の前で一瞬躊躇し、勢いよく扉を開く。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ