過去篇短編集

□Anger
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平子がその報せを受けたのは任務先から戻った直後だった。




刀を下ろす間もなく伝令役が居た五番隊の門前で瞬歩し、四番隊の総合救護詰所に移動する。



挨拶もそこそこに中に入り、気遣わしげに会釈する隊員たちの前を足早に過ぎた。



案内された奥の一室の前で一瞬躊躇し、勢いよく扉を開く。




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