○NARUTO夢○
□女のひと
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ある晴れた日の午後
明け方までかかった任務の報告を済ませ、
今オレは木ノ葉の街中を歩いてる。
「…ッふぁ〜…
…くそ。ねみぃ」
人ごみの中を
欠伸を一つしながら
疲れて重たい身体を気力で動かして、家へと向かう。
いや、向かっているはずだった。
オレは少なくともそのつもりだったんだが…
身体が妙に重たくて、
前に進まねぇ。
おかしくね?
オレ遂に限界きた?
まだそんな年じゃねぇよな?
そう思って視線を
一番重たい腰に移すと、
…なんだこれ。
腕!?
そこには女の細い腕がしっかりと巻き付いていた。
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