○NARUTO夢○

□オレのもの
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その後も何度か呼ばれては返事をし、なんでもないと言われる一連の流れを繰り返して、


オレはとうとう名前に呼ばれてもそちらを向くことをしなくなった。



だって名前もコッチ見ないし…なんか、寂しい。








そしてまた、もはや何度目かわからない呼びかけが成された。







『カカシ…』




またどうせ“なんでもない”でしょ?

オレは名前の方を向かないままで答える。




「うん」



『…好きだよ』



「はいはい」



『……』



「……」







え!?





超恥ずかしがり屋で、“好き”なんて言葉言ってくれたことない名前がっ…




今、



いま…!!!





確かに『好きだよ』って言った!!!





しかもオレの肩に頭を寄せて…!!!








そうか…


今までの「カカシー、ん〜?呼んだだけ」のやり取りは、『好き』って言おうとして言えてなかったのか…!!!







あー…くそ



…かわいい。










隣を見れば、顔をこちらに向けず黙ったままオレが何か言うのを待っている名前。


恥ずかしさに耳まで真っ赤にしちゃって…


手とかもじもじしちゃって…








かわいすぎるよ?



自分でわかってんの?






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