□歯車
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歯車が狂い始めてから
幾つ月を重ねてきたんだろう。





壊れることは
前から分かってた。





それを知ってたから
せめてあの子たちだけで
楽しい時間を過ごして欲しかったんだ。





嫌な思い出になるのは
あたしだけで十分だから…





笑って
最後を迎えたかったんだよ。















(それでも結局は、
 あたしが壊してしまった…)




(ぎくしゃくぎくしゃく…)




(それに耐えられなかったのかも
しれない)




(ぎくしゃくぎくしゃく…)




(…なんて自分勝手なんだろう)




(ぎくしゃくぎくしゃく…)










(それでも、
 歯車は廻り続けたんだよ)





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