詩
□生きる
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
全てを終わらそうと誓った。
そしたら
気が楽だったし
明るくもなれた。
ほんの少しズレた。
そしたら
全てが恐ろしく感じられて
全てから逃げ出したくなった。
明るくなった、つもりだった。
人と顔を合わすとき、
その二つがどうしても恐ろしくて
その奥にある、無理を感じた。
笑顔はすべて仮面で
本当の気持ちではない。
心の内までは
誰も読み取れないから
いつもいつも
怯えてる。
生きる、ことが
痛み、という
快感に変わってしまったら
あとはもう落ちていくだけ？
生きる、ことが
恐れ、なら
いつもいつも何かに震えて
その二つの奥の
渦巻く感情に怯えて
何もかも消え去るのを願うだけ？
暗闇は自分を隠すけど、
自分にさえ
自分を分からなくさせるんだ。
.