詩
□位置づけ大人のノスタルジー
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この世界の
全てが大嫌いでした
そうして全部追い出して
窓にはカーテン
扉には鍵
この手には何を残せたのでしょう
汚い大人は嫌いだから
そんな奴らにはなりたくないんだ、と逃げる
思いの外
時は駆け足で
追いかけてたはずが
追い越されてる
考える暇も
嘆く時間も
もう少しも与えてはくれないのですね
轍を歩んでいたら
もういつの間にか
"大人"だと言う世間
一体どこで誰が
"大人"を教えてくれましたか?
この世界の生き方に
納得がいかないのに
歳を重ねて、もう大人ですか?
出来ることが増えた分
悩み考える時間も増えた
こうなることを知ってたら
この世の果てに
ウェンディと一緒に
逃げたかったよ
.