♯晴空♯
□privilege
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時は放課後。部活も早めに終わった今日は、彼女(彼氏?)の蛭魔さんと一緒に帰ろうかと思っていた・・・・・・・・・のだけれど。
「ねえ、蛭魔君。」
「あぁ゛?何だ糞マネ。」
「・・・部活終わったら、話があるの。だから部室に残ってもらえる?」
その時、蛭魔さんが、こっちに視線を走らせた。
僕は一応笑顔を向けた。
「別にいいぞ。」
その後、モン太とかえるフリをした。
実は部室の外で、聞き耳を立てて、会話を聞いた。
もちろん蛭魔さんにはバレないように。
「あのね、蛭魔君。」
「早くしろ、糞マネ。」
「私、蛭魔君の事・・・好きなの。」
「・・・は?」
「付き合って下さい。」
「無理。俺、恋人居るから。」
「・・・そ、そっか。分かったわ。ありがとう。」
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