駄文

□第一章 “幻想の始まり”
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「ッ、何故…助けたかです…か?」『そうじゃ、何故あの時猫を助けたのじゃ?』
「それは…体が勝手に動いて『違うな、お主はあの時“考える余裕”があったはずじゃ。』ッ!?」
何故それを……とは思はない、彼の者は神だそれぐらいわかって当然。不思議でも何でもない。
『して答えてくれんのかの?』
神の言ったことは当たっている。あの時猫がトラックにひかれそうになるまで一秒もなかった。だけど俺はその一瞬で数分……いや“数十分”の思考を可能にしていた。
その時俺は色々な事を考えていた、両親の事、友達の事、そして俺の“夢”の事……。
『そうじゃ、あの時お主は色々な者の事をかんがえていたはずじゃ。お主の夢“父”を越える事、そしてその父と母を守る事を』
「…………。」
『そしてわかっていた筈じゃ、もしお主が猫を救えば−−−−


お主が確実に死ぬことを』
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