駄文
□外伝 “幻想と理想郷”
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「ん〜、蒼桜に認めて貰ってから2ヶ月か……、っていうか流石と言うべきなのか……、なんだあれ!?なんで一振りしただけで更地になるんだ!?本当……まあ俺がまだ力を把握仕切れてないからなんだろうけど……。」
流石宝具ランクEXなだけはあるのか、扱いは凄く難しい、一度固有結界を発動しようとしたけど……蒼桜が一節ふんだだけで倒れました。
「ふ〜、俺もまだまだだな。」
とその時、 ニャ〜
「!?こ、この声は!?」ダッ!!
「な!?こ、ここは……」
あぁ、今俺は夢でも見ているのだろうか?今俺の前にいるのは見渡す限り猫、ねこ、ネコ……そうか、ここは……
「あぁ、俺の求める【全て遠き理想郷】はここにあったんだ……。」
そう、ここはまさに俺にとっての【全て遠き理想郷】、【天国】だった。
「アハハ、大丈夫だよ、神那祇さん、俺もこれから頑張っていくから……。」
『いや、喜んでくれるのは嬉しいんじゃが、少し大袈裟すぎやせんか?』
「何を言う!!このヘヴンがあるかぎり、例え火の中水の中、ギルガメッシュの宝具の雨の中、バーサーカーの怪力があろうと、素手で全てを乗り越えられる!!」
『ア、アハハ、す、少し猫の量が多すぎたか?まさか此処まで猫が好きだったとは……ご、誤算じゃった。』
未だに熾輝は狂ったように笑っている。
『す、少し時間を置いた方がよいかの?』
−二時間後−
「いや〜、神那祇さんいたんですね、声かけてくれれば良かったのに。」
『(イヤイヤ!?意思疎通出来ておったじゃろう!?まさか、覚えておらんのか!?)い、いやお主がとても嬉しそうにしておったんで、そっとしておこうと思ったんじゃよ。』
「そういえば、このお猫様達はどうしたんです?」
『うむ、お主は猫が「お猫様」…………お猫様が好きなようじゃからな鍛練の後の癒やしとなればと思ってな……。』
何、この娘、可愛すぎるんですけど。
「本当にありがとうございます!!いやもう、マジで!!」
『うむ、喜んでくれて何よりじゃ。』