DREAM×LONG 黒バス2
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無事に高校に入学で来て一週間ぐらいたったあと。
の休みの日。
遠山はバスケ部に入った。練習してるんだろうな今頃。
あたしはバスケ部に入らなかった・・・いや、迷っている。
確かにあれから猛練習した。
左手を理由にバスケまで奪われたくなかったから。
そして、黒子とも約束もした。
バスケはチームでの戦いだ。
チームメイトに左手が使えない人がいたらどうだろう。
気を使うだろう。
左手が原因でミスしたら?
しょうがない、と笑ってくれる?いや、笑ってくれる、だなんてそんなのは嫌すぎる。
そもそも左手使えない奴がバスケやるなよ、と思われるかもしれない。
だから、今は草バスケチームで趣味程度にやってるんだけど。
遠山は一緒にやろうと誘ってくれたけど、どうしてもこのことが引っ掛かってできなかった。
黒子からそれなら男バスのマネージャーやらないかと誘われた。
それでもいいかもしれない、と思ったけど。
はたして私が試合を見て、バスケを全力でやりたいと思ってしまったら・・・?
いや絶対におもうだろう。そして中学の栄光を懐かしんでは羨ましいと思い憎むだろう。
そう思うと、決意がかすんで見えた。やっぱりどうしても引っ掛かった。
だから迷っていた。
とりあえず、今日は休みだけど学校に向かっていた。
遠山から今日練習試合あるから見に来て!
って言われたから。
遠山は励ましてくれてるんだろう。
本気でやりたいと思ってしまったらどうしようと思ったけど。
でも励ましに少しでも答えようとしなければ遠山に申し訳ないと
重たい足を動かした。