DREAM×LONG 黒バス
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『それでいいのか先輩よ』
いいんだよーそんなこと気にしないでよーと笑う一つ上の女バスの先輩。つまりあたしは中2。
え?なにがあったかって?
今春になったばっかりでもちろん新入部員募集の大切な時期。
な、はずなんだけどね?
PR文考えてないらしい。それをあたしにゆるく打ち明けてきた。
そしてこの冒頭分にいたる。
こんな感じであたしの先輩は適当だ。
でもそんな先輩があたしは好きだ。
バスケではほんとに頼りになる先輩だし、あたしのこと天才とかじゃなくて努力とかそのものをみとめてくれるから。
もーこの際、モデルの子がいるから女子力磨けるチャンスです!でもいいかなーとかいってるし。
『先輩、あたしの女子力皆無なこと知って言ってるんですか。』
先輩「確かにアンタは女子力皆無よね。雑誌以外は 笑」
『ひどい!!』
だからがっかりさせないでよ〜とボール片づけながら言った。
え、マジでPR文それにするの?えまじですか先輩!
『あ、やっば、もうこんな時間』
もう男バスは部活終わってるはずだ。これからすぐに向かわなければいけない。
じゃないと赤司に殺されるわーー。うげ。
あたしは急いで片付けて別の体育館に走って移動した。