04/02の日記
22:13
【予告風バトン】
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【予告風バトン】
創作で小説を書いてる人向けバトンです。
今まで公開したor公開予定の作品を、映画の予告風に紹介して下さい。
又、必要に応じて絵・写真等をご使用頂くのも結構です。
コンセプトは銀魂初期設定のミツバ篇みたいな感じでやってます!
妄想捏造注意!
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深い闇。昏い闇。
まるで、これから起こることを予感させるようなそんな闇夜だった。
姉上のためならば、私はいくらでも闇に溺れようと。いくらでも血にまみれようと。そう、思っていた。思いたかった。
…そうだ、そんなものはただのエゴで、私が本当に護りたいのは―――
「今更、どのツラさげて姉上に会いにこれたんだ。……土方サン?」
その憎悪を隠しもせずに尋ねる私に、土方さんは何も答えなかった。
この時からだろうか。
全てをこいつに押し付けようとしたのは。
「土方さん」
気に入らない。
「一手ご教授してもらってもいいですかね」
私から何もかも奪っていくこいつが。
「これ以上、姉上の幸せブチ壊すのはやめてもらいたいんですが」
…気にくわないんだ。
「もう…長ェこと…ねぇみたいなんだ……」
弱々しく前髪を掻き上げた掌からは、彼女と同じ亜麻色が零れ落ちる。
そして道場の床で、儚い雫が、弾けた。
―――…パンッ!
脳が何が起きたのかを理解するより先に、頬に鋭い痛みを感じた。
「局長っ!」
永倉が非難するように近藤さんを呼ぶ。
ああ…私……近藤さんに叩かれたのか……
無意識に自嘲気味な笑みが浮かぶ。それはビンタと呼べるほど生易しくはなく、口内が切れて唇の端から血が流れた。
「…てめーが勝手に掘った小せェ溝なんて、俺達はしらねェよ」
…姉上、私が本当に護りたいのは―――
「そんなもん、何度でも飛び越えてって、何度でもてめーをブン殴りに行ってやる」
貴女ではなく、貴女を護れない無力な自分だったみたいです…―――
劇場版 銀魂
月の無い夜
★Coming soon...
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・・最後に回したい方がいればご指名を。
この作品が見たいとか希望もあれば、指定をどうぞ☆
→フリーで!
うん、寂しい奴だ私は!
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