青空ラバー

□shoot3
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「ただいまー。」

「......うす。」



愛の家について、玄関を開ける2人。
楓が一緒にいても、何を言われる事もない。


それが日常だから---------










「あら、おかえり愛、楓。」

「ただいまお母さん。
...あ、今日も楓ママ来てる?」

「いるわよ〜?ほら、楓部活で疲れたでしょ。
早くご飯食べなさーい。」


愛の母はパタパタとスリッパの音を響かせながらリビングに入って行った。



「....もう、半同居だよね..。」
「.......今さらだ..。」



自分の母親の行動には無頓着なのか、楓はさっさと2階にある愛の部屋へ上がり始める。
愛も苦笑しつつ後に続いた。












今、愛の父親も楓の父親も共に、単身赴任中なのである。
寂しい母親2人はそれからというもの、しょっちゅう一緒にいる様になった。
子供達が時を同じくして生まれる前から仲良くしていたらしいのだが、家族水入らずなんて言葉が遠く霞む程生活を共にするようになるとは思わなかった。


愛と楓は必然的に

家に帰ってからも一緒。






家が隣どうしの幼なじみ







もはや、垣根なんて
何のイミもないのだ.....
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