Platinum Soul---プラチナのタマシイ---
□Platinum Soul
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「失礼致します。
めぐ様をお連れしました。」
和が言うと、中から「どうぞ」と穏やかな光秀の声が返ってきた。
戸を開けると、着替えたのか..鎧ではなく普通の着流し姿の光秀と、何やら少々難しい顔の利三がいた。
「あぁ、めぐ.....とてもよく似合っていますよ。
おまえの黄金の髪と瞳がよく映える。」
「(ベ、ベタぼめ...//)
あ..ありがとう..!///」
破顔している光秀に少々恥ずかしさを感じながら、利三の横に座り、光秀に向かい合った。
お団子ヘアをくずし、今はその長い髪を背中に垂らしている。
「これいいの?私が着るにはもったいない位...高いんじゃない....?」
「フフフ....そんな事おまえが気にする必要はありません。
私からの贈り物ですから、受け取って頂かないと寂しいのですが....?」
(..ッ...少し眉を下げてこっちを見てくるあいつは、確信犯だッ....!私が断れないの、わかっててやってんだあの変態!!)
めぐの目つきが鋭くなり、ベーっと舌を出すと光秀は苦笑した。
さらにムッとなり、頬をふくらませる。
「ゴホン....光秀様、本題に....」
大きく咳ばらいする利三。
(本題?)とめぐは首をかしげる。
「あぁ、そうでした。」
思い出した様に彼はめぐに視線を合わせた。
「これからこの城で暮らす際、何かあったらまず私に知らせなさい。
...もしくは、そこにいる利三でも....まぁ良いでしょう。」
明らかに不本意そうなんですけど、と内心つっこむ。
「城に慣れる事、この時代の生活に慣れる事から始めましょう。
私や女中も助けますからね?」
女中、と言われめぐが振り返ると、そこにはまだ和の姿が。
「その者をおまえ付きの女中にします...彼女は中々頼れますよ。」
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