Platinum Soul---プラチナのタマシイ---


□Platinum Soul
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静寂は突如引き裂かれ


平穏は汚された


そしてめぐは



波乱の渦に------------





















朝目が覚めて上体を起こすと、途端に感じる違和感。
布団には自分の体温しか残っていない。


「...あの変態は.....?」


まだ眠い目をこすりつつ、めぐは首を傾げる。

いつも人の布団にいるハズの男がいない。
.....いや、それが普通なのだが、あの男の場合常識など何の役にもたたないのだ.....。

朝起きるといつの間にやら人の布団の中でそれはそれは安らかに眠ってらっしゃる事に慣れすぎて、最近はそれが普通の様になっていたのだが。



(今日はめずらしくいないんだな...変なの。

...変って言えば........)



ふと別の違和感に眉をひそめる。


「何か....騒がしいな...。」


常時と違う城内の空気に、慌てて部屋を飛び出すと...



「めぐっ..」



白い髪を揺らめかせて光秀が向かってきた。



「光秀!何かあったの?....って、それ....鎧、だよね...?」



めぐは光秀の格好に目を見張り、彼のやや強張った表情に不安を覚えた。
















平和は------崩壊する------






















「敵に攻められています.....


伊達と武田の連合軍に......」
















(終わりが始まった------)
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