遙か3SS
□煌めく玉
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「あの娘が『十六夜』・・・・・・欠け始めの月なものか・・・・・・。満ちる月、『望月』の方がふさわしい・・・」
呟き、じっと月を見つめる。
この想いの芽は、月の光で枯らしてしまおう。
太陽の光などに触れさせず。
彼の娘に似た望月の光だけを浴びさせよう。
己が心を魅了したのと同じ煌めき、望月の煌めきで・・・・・・・。
「そして・・・・・・・・枯れるまでは・・・・・・・・」
彼の娘を・・・・・・・・想っていよう・・・・・・。
END
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