V

□幸せ left out
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あいつのあんな顔は初めて見るかもしれない。いつも人を食ったような顔でいるあいつが、これが愛しいと、これが大事なのだという表情で笑っている。
ガイラルディア。
元マルクト貴族ガルディオス家の嫡男で、ついこの間までバチカルで使用人をしていた青年。見目も麗しく性格は文句のつけようがない。女性恐怖症という体質を除けばこれ程良い奴もいないという感じだ。
そいつに、あのジェイドが惚れている。そしてあろう事かガイラルディアもジェイドを受け入れた。

これは楽しくなってきた!
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