戦国
□花ぞ昔の香ににほひける
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どんなものよりも欲しいものがあった。
そのためになら努力を惜しまなかった。
認めてほしかった。
よくやったと、がんばったと誉めてほしかった。
頭を撫でてほしかった。
ただそれだけがほしかった。
それ以外を望んだことなんてなかった。
ただ、うらやましかっただけなんだ。
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