黒猫
□暇とチョコと黒猫と
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「……暇、だわ」
ヴァリアーの幹部の一人である、ルッス姉さんことルッスーリア。
彼女…、 いや、彼は現在仕事がなく時間を持て余していた。
自室のオシャレなテーブルに座りほお杖をつき、何か楽しいことはないものかと思考を巡らせていた。
………そしてふと一つの案が思い浮かび、独り言として口にだしてみる。
「……そうね、お菓子パーティーでもやろうかしら?」
のあちゃんももちろん呼んで、みんなでワイワイ騒ぐのもいいんじゃないかしら?
そうね、そうしましょ!
みんなが好きなお菓子を持ち寄ったりしてたまにはパーッと弾けましょうよ!
そうと決まったら……!
連絡用の携帯を片手にとり、アドレス帳からメンバーを選び文面を一斉送信。
さっそく愛用のエプロンを取り出しに椅子から立ち上がった。