黒猫

□けもみみ★ぱにっく  前編
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『アニ・ウォタズファミリーをつぶす?』



敵の侵入を許してしまい、ボクが殲滅させたのは………


何日前だろ?





それでその後突然、ボスに「のあ、お前は今日から雲の守護者だ」って言われたのはつい三日前のこと。


嫌がったよ?もちろん。

幹部なんてボクに出来るわけないじゃん。



でもさぁ………





ボスに捕まって、無理矢理雲のヴァリアーリング握らされて「お前以外じゃ、ダメなんだ」とかいって耳元で囁くんだよ?


※ヴァリアーに雲属性を持っている人があまりいなく、炎の純度も低い。炎はボクが圧倒的!

あとは戦力があれば言うことなかった。でものあ、お前実はすげぇじゃねぇか。 という意味が込められている。



拒否できます?

ボクは出来ない。



赤い目に鋭く睨みつけられ、手はコォォと光って。

ボス、それは「脅し」というんだよ。



こうしてめでたく、ヴァリアーの幹部に就任したのあちゃんなのでした。











そして、本日は初任務が入りました。

初めてだ、ということで小手調べにAランク。


……えー、とボスに文句を言ったら、ベルとフランも行くから安心しろ、とのことで。

なんか、余計疲れそうなメンバーなんですけど。ねぇ?




で、その内容が「はいー。なんか怪しい実験してるらしいんで、潰すんだそうでーす」

「アニ・ウォタズファミリーって… どこの言葉だし」

『知らない。ネーミングセンスないよね』




だそうです。


昨日からみんなに心配されまくってるボクです。





「本当に大丈夫かぁ?オレもついてくぞぉ」

『大丈夫だって。幹部三人でAランクだよ?』

「それでも不安よ。やっぱりついていくわ!」

『もー、ボクの強さ知らないの?』


「「「知らないよ」」」


『…心配ないよ。風も使うから』

「えっ、出れる?僕出れる?」






ポケットの中の匣がカタカタ揺れる。

最近出してあげられなかったからね。

でも、


『動きすぎ。ウザイ』


ピンッ


「に゛っ!」



指でポッケの上から弾いた。

あんまり動くとくすぐったいんだよ。


はい、長い回想終わり。











『よし、そろそろ行く?』

「うししっ、のあの戦う姿見れるし、楽しみー!」

「危なかったら、ミーが守ってあげますー。 幻術で」


「『戦えよ』」







 


 
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