moment...
□到着
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少女が倒れ込むと同時に、ベルをかこっていた炎も消える。
ごうごうと輝いていた炎が、一瞬にして消える。
残り火など見せる間もなく、消える。
その様子にあっけにとられていたベル。
そこに、数人の人影を見た。
そこから現れたのは、
「・・・!?」
ヴァリアー幹部たちだった。
「なんでここにいんの?今日の任務はオレだけだぜ?ししっ」
「むせんできいてたのよぉ〜っ」
「何をだし」
「ベルちゃんの戦闘の様子。そしたら、終わったはずなのに炎の音がするじゃない?」
「それで、不審に思ってきたってわけか。」
「それだけじゃないぞぉ・・・」
「あ・・・あぁ。」
「やっとわかったみたいだね。これだからめんどくさいのって嫌いだよ」
「コイツ…が、そうか」
「ま、そういうわけだ」
「で、いつまで眠らせとくんだ?」
「縄で縛ればもう起こしていいわぁッ」
「・・・・・・」
「さぁさ、とっととやっちゃいましょうね〜っ」
そういって手際よく少女に縄をかけるルッスーリア。
ベルはその様子を見て、あきれ顔になった。
。