BASARA

□夏はやっぱり。
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「流しそうめんでもするか!」
何気無いこの一言も彼らにかかればとんでもないことになるのだった。



『夏はやっぱり。』




「まつー、何か冷たいものがたべたいぞー。」

今日も前田利家は腹が減っていた。
しかし今は夏まっさかり。

あたたかいご飯も捨てがたいがやはりここは冷たいものが食べたいと思うのが普通だ。

「あら、ではそうめんにでもいたしましょうか?」

「まつねえちゃん、そうめんなんてそんなひねりの無…ガッ!?」

確かにひねりがない…。

利家は考えた。

「そうだ!いっそたくさん人を呼んで流しそうめんでもするか!」

「はっは、利もひねりがねェ…ヴッ!?」

「あら、素敵でござりまするっ犬千代様!そうとなりますれば…慶次竹を取ってきてくださりませ。」

「え〜…何で俺が…ア゛デッ!!」

たんこぶ3つをさすりながら慶次は
次こそ家出してやると胸にちかうのだった。
…竹やぶにむかいながら。


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